リハビリテーション部
365日、患者様お一人おひとりと共に。
リハビリテーションの定義と概要
当グループのリハビリテーション定義は、「障害を受けた者が彼のなしうる最大の身体的・精神的・社会的・経済的・職業的な能力を有するまでに回復させること(その援助を行うこと)」です。
リハビリテーション科の主たる業務は、疾患や外傷によって障害を受けた患者様に対し、機能回復の援助はもちろん生活能力の向上を計り、生活の自立を援助し、寝たきり「ゼロ」を目標に自宅・職場復帰のお手伝いを行います。
リハビリテーション科の基本方針
- 早期リハと日中離床
- 回復期支援
- 地域連携・地域貢献
リハビリテーションスタッフ
スタッフ数(R5.4.1時点)
理学療法士 | 作業療法士 | 言語聴覚士 | アシスタント | |
---|---|---|---|---|
スタッフ数 |
49名 |
35名 |
12名 |
2名 |
合計 98名
各部門責任者
部門 | 責任者 |
---|---|
統括リハ責任者 (医療技術部部長/KG九州リハ管理局局長代行兼務) |
鬼塚 北斗(作業療法士) |
5階病棟(脊椎、総合診療、循環器) |
福田 大平(作業療法士) |
6階病棟(脳外、呼吸器、泌尿器) |
古屋 裕貴(理学療法士) |
7階病棟(整形、外科、がんリハ) |
齋藤 達也(作業療法士) |
回復期リハ病棟(4階病棟) |
林田 大輔(理学療法士) |
言語聴覚士(全階、外来リハ、訪問リハ) |
山田 英貴(言語聴覚士) |
外来リハ |
久保田 靖(理学療法士) |
訪問リハ |
桑原 朝幸(理学療法士) |
特徴
- 1.入院中の患者様に対し、病棟チーム担当制で『365日休みなく』『連携して』リハビリテーションを実施します。
- 2.超急性期からリハを開始し、回復期、在宅分野と一貫したリハビリテーションサービスが提供できる体制を整えています。
- 3.病棟離床活動を積極的に行い、チーム全体で廃用症候群の予防に努めています。
- 4.当院の外来リハ、訪問リハ、そして近隣施設との連携により、退院後の在宅生活もサポート致します。
- 5.元気過ぎて明るいスタッフが在籍し、毎日リハビリテーションを実施しています。
- 6.関連病院数26、リハスタッフ総数3,900名以上のカマチグループのノウハウと、最新機器などの恵まれた環境を生かし、より専門的なリハビリテーションを実施します。
- 7.様々な地域活動を通じて、地域の健康増進に寄与しています。
主たる対象疾患
- 脊髄・脊椎疾患
腰部脊柱管狭窄症、頚椎症性脊髄症などにより、頸や腰を手術された患者様の早期在宅復帰、職業復帰に向け身体機能低下を防ぎ、早期より正しい運動の習慣づけを行い再発防止に努めます。 - 整形外科・形成外科疾患
外傷や転倒を機に起こる骨折等の運動器疾患に対し、患部の機能訓練はもとより全身的な運動をとりいれ院内での出来る動作の獲得、早期退院、早期社会復帰して頂けるように運動療法を行います。 - 脳血管疾患
脳出血や脳梗塞等の脳血管障害後に起こる麻痺や失語症などのさまざまな症状に対し、随意性の向上や一度失われた機能の回復に努め身のまわりの日常生活動作を再獲得していき、在宅復帰・職業復帰を目指します。 - 循環器疾患
循環器疾患には、運動療法が有効とされていますが、運動におけるリスクがあるのも事実です。医師の指示のもと、検査を行い安全が確保された運動負荷にてより健康な状態を目指し、可能な運動強度レベルを上げていきます。 - 呼吸器疾患
呼吸リハ、運動療法、日常生活指導を組み合わせ動作と呼吸のリズムを調整しつつ、使わずに弱ってしまった筋力をトレーニングにより回復させて、少しでも息苦しさのない充実した生活を目指します。 - 内部障害疾患
内部障害疾患では長期安静・臥床などにより身体・精神活動を制限されることが多く、能力低下をもたらし内部障害や運動機能障害がさらに悪化する悪循環に陥りやすいと言われています。それらを断ち切るために、栄養面も考慮しながら積極的かつ安全にに運動を行っていきます。 - がん疾患
がんの患者様に関しては、運動療法や疾病教育を行うことで免疫力向上や再発予防等の効果があると言われており、医師や看護師とともに『がんのリハビリテーション研修』を修了したスタッフ(多数在籍)が適切なリハビリを実施します。
実施時間
設備案内
回復期リハビリテーション
- 平成29年9月より新たに回復期リハビリテーション病棟52床を開設(R1年より54床に変更)し、質・量ともにより充実したリハビリテーションが行えるようになりました。
外来リハビリテーション
- 当院は入院患者様だけでなく、通院の方にも外来リハビリを実施しております。予約制となっておりますので、お気軽にご相談ください。また、通院が難しい患者様には訪問リハビリも行っております。
訪問リハビリテーション
- 病院を退院し在宅復帰された患者様が、福祉関連機関との連携を通じ、ご自宅において自立した自分らしい生活を営んでいけるよう、専門のスタッフがご自宅まで伺います。
実際の生活の場にて『機能維持・改善』や『生活能力の獲得』、『屋外活動への参加』を通し、地域での社会参加が出来るように努めます。
対象者
- 1.社会保険加入者および介護保険加入者で介護認定を受けている方。
- 2.武雄市全域、大町町全域、伊万里市の一部、嬉野市の一部、白石町の一部に在住されている方。
- 3.ご自宅において療養されている方。(有料老人ホームを含む)
訪問リハビリテーションを受けるまで
-
医療保険の方
当院の窓口までご連絡ください。
現在の主治医より当院の担当医への診療情報提供書が必要となります。
当院の主治医の指示に従って訪問リハビリテーションを開始します。 -
介護保険で認定を受けていない方
お住まいの市町村の介護保険窓口で申請を済ませて認定を受けてください。 -
介護保険で認定を受けている方
担当のケアマネージャーへの相談を行ってください。(利用限度額による制限があります)
事前の訪問面談の後に契約書を作成します。
ケアマネージャーによって作成された介護予定表に沿って訪問リハビリを実施します。
実績
2022年度疾患群別対象患者数(入院)
運動器疾患 | 脳血管疾患 | 呼吸器疾患 | 廃用症候群 | がんリハ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
対象患者数 |
1,458件 | 1,204件 | 520件 | 742件 | 91件 | 4,015件 |
2022年度外来リハ患者件数
月平均 | 合計 | |
---|---|---|
実施者数 |
917.8件 |
11,014件 |
2022年度訪問リハ患者件数
月平均 | 合計 | |
---|---|---|
実施者数 |
385.0件 |
4,620件 |
地域貢献
R1~R4年度はコロナ禍で活動が制限されましたが、感染対策に努めながら可能な範囲で行っています。(下写真は一例)
学術活動