一般社団法人 巨樹の会 新武雄病院
Shin Takeo Hospital

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健康診断

PETドック

「PET ファースト」で世界水準の医療を平等に。

「ガンの早期発見」へ。 そして早期治療へ。
PET検査は、小さなガンも高い精度で発見します。

PET検査(ポジトロン・エミッション・トモグラフィ/陽電子放射断層撮影装置)は、近年もっとも注目されている検査方法です。一回の検査でほぼ全身を撮影し、ガンを発見する検査方法で、頭部・胸部・腹部といった特定の部位を個別に検査するのではなく、広範囲を一度に調べます。『PET FIRST!(まずPET検査を!)』というように、PET検査は従来の検査方法に対し、ガン発見率が約10倍にもなります。PET検査が全てのガンに有効とまでは言えませんが、さまざまな検査を個々に行うより、『先にPET検査を行う』ことは、より効率的で、ガンのスクリーニング※において効率的と考えられます。当院グループの福岡和白PET画像診断クリニックで実施するPETドックでは、PET検査に加えCTや超音波検査、血液検査などから総合的に診断をしています。
(※スクリーニング=選別・ふるい分け)

PETとは?

PET検査は、ブドウ糖に似たごく微量の放射線を出す薬(FDG)を注射して、専用装置(PETカメラ)のベッドに横になっているだけで終了します。多くのガン細胞は、ブドウ糖をエネルギー源としています。PETカメラでは、ガンにFDGが集まっているところを調べ、ガンがどこにあるかを発見します。

発見率約10倍、撮影時間約15分

従来の健康診断のガン発見率0.1~0.3%に比べ、PETドックでは2%で従来の約10倍。また、良性・悪性腫瘍の鑑別判断や腫瘍の悪性度の診断、腫瘍の広がりなどが分かります。PET検査は苦痛が少なく、1回の撮影時間は約15分で、ほぼ全身のガン検査が可能です。

PET検査の特長

●注射の痛みだけで、PET検査中の苦痛はありません。
●放射性物質を取り込むことにより、胃透視検査と同程度のわずかな放射線被曝はありますが、人体に影響を及ぼすことはありません。

PETドックは、一度に全身のスクリーニングができる健診です。

PET検査では、FDG1本の注射とPETカメラによる撮影だけで全身をチェックでき、早期発見につながります。

PETドックでは、肺のここがわかります。

肺の検査では、1cmの大きさの肺ガンを見つけることが可能です。肺ガンのタイプによっては2cm以上あってもPET検査で発見できないものもありますが、肺のCTを撮影することにより、PET検査で見えない肺ガンの見落としを防ぐことができます(病期診断)。
肺ガン/右肺ガン(上葉)とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の既往のある女性。

PETドックでは、乳房のここがわかります。

乳ガンは、女性の30歳から60歳の年齢層では死亡率が一番高いガンです。一般的には、触診の後にマンモグラフィというX線検査がありますが、PET検査では疑わしい部位の良性・悪性、さらにはその広がり具合まで診断します。
  • 左乳ガン/40歳女性(PET画像正面)
  • 左乳ガン/40歳女性(PET画像断面)

検査の注意

  • PET検査は万能ではありません。検出しにくいガン・膀胱ガン・胃ガンなどもあります。CT、超音波検査をはじめ、他の検査と組み合わせることで、さらに高い精度が得られます。
  • 薬剤が尿として排出されますので、膀胱ガン・前立腺ガンなどの尿路系のガンは検出が難しいとされています。また、肝臓も自然に薬剤が集まりますので、特に原発性肝ガンも検出は難しいとされています。
  • ブドウ糖の取り込みが低いガンが存在しますので、それらのガンには有効ではありません。
  • 頭部には脳に薬剤が自然に集積するため、脳腫瘍の検出は難しいといわれます。
  • 胃など常に動いている臓器は検出しにくいといわれています。
     
    PET 検査は、当院グループの福岡和白PET画像診断クリニックで実施致します
     
ご予約・お問い合わせ

一般社団法人 巨樹の会 新武雄病院 健診室
月~土 9:00~16:00(日・祝日除く)