意思決定支援・ACPに関する取り組み
人生会議
当院では、すべての患者さんの思い・気持ちを大切にしながら、治療や療養生活が送れるように取り組んでいます。
基本方針

人生の最終段階を迎える方が、その人らしい最期を迎えられるように、人生の最終段階における医療・ケアについて、医療従事者が適切な情報提供と十分な説明を行ったうえで、私たち、医療・ケアチームと十分な話し合いを行い、本人の意思決定を尊重し、医療・ケアを提供します。
<人生の最終段階とは>
人生の最終段階とは、一般的に高齢期や終末期を指し、身体的・精神的な変化と向き合いながら、自分の人生を振り返り、どのように過ごすかを考える時期です。以下のような側面があります。
人生の最終段階は悲しみだけではなく、これまでの人生を肯定し、周囲との絆を再確認する大切な時間でもあります。どのように過ごすかを考え、充実した日々を送れるようにすることが大切です。
人生の最終段階は悲しみだけではなく、これまでの人生を肯定し、周囲との絆を再確認する大切な時間でもあります。どのように過ごすかを考え、充実した日々を送れるようにすることが大切です。
<人生の最終段階における医療・ケアの方針決定>
以下のプロセスで話し合った内容は、その都度、診療録や文書にまとめておくものとします。
<本人の意思が確認できる場合>
方針の決定は本人の状態に応じた専門的な医学的検討を経て、医師などの医療従事者から適切な情報と説明を行います。そのうえで本人と医療・ケアチームとの合意形成に向けた十分な話し合いを行います。それを踏まえて本人による意思決定を基本とします。もちろん家族(本人が信頼を寄せ人生の最終段階の本人を支える人)とも十分話し合いをされて下さい。
時間の経過、心身の状態の変化、医学的評価の変更により、意思は変化しうるものです。私たちはその都度適切な情報の提供と説明を行います。そして本人が自らの意思をその都度示し、伝えることができるような支援をいたします。
またその際に本人が自ら伝えることが出来ない状況になる可能性があることから、家族などを含めて話し合いが繰り返し行うことも必要です。
時間の経過、心身の状態の変化、医学的評価の変更により、意思は変化しうるものです。私たちはその都度適切な情報の提供と説明を行います。そして本人が自らの意思をその都度示し、伝えることができるような支援をいたします。
またその際に本人が自ら伝えることが出来ない状況になる可能性があることから、家族などを含めて話し合いが繰り返し行うことも必要です。
<本人の意思が確認できない場合>
家族などが本人の意思を推定できる場合は、その推定意思を尊重し本人にとっての最善の方法をとることを基本とします。
本人にとって何が最善であるかについは家族などと医療・ケアチームが十分に話し合いを行います。時間の経過、心身の状態の変化、医学的評価の変更などに応じて、このプロセスを繰り返し行います。
家族などがいない場合や家族などが判断を医療・ケアチームに委ねる場合は、本人にとって最善であると思われる医療・ケア方針をとることを基本とします。
本人にとって何が最善であるかについは家族などと医療・ケアチームが十分に話し合いを行います。時間の経過、心身の状態の変化、医学的評価の変更などに応じて、このプロセスを繰り返し行います。
家族などがいない場合や家族などが判断を医療・ケアチームに委ねる場合は、本人にとって最善であると思われる医療・ケア方針をとることを基本とします。
以上のように意思決定支援を行いますが、決定が困難な場合は状況に応じて、新武雄病院意思決定支援部門または倫理委員会で、方針を決定します。